新着 柳橋博孝 フラメンコモデル
柳橋博孝 フラメンコモデル
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.7mm/6弦 3.3mm
〔製作家情報〕
神奈川県横浜市出身。群馬県立高等技術専門校木工科にて木工技術を学び、2007年には吾妻郡長野原町北軽井沢にて工房を開設し家具製作を始める。一方、趣味でフラメンコギターの演奏を楽しみ、多くの楽器に触れていく過程で、自然と自身の木工技術をベースに楽器製作を始めるようになる。当初の独学での製作技術を発展開花するため、その後尾野薫からの貴重なアドヴァイスを受け、現在年間3~4本程度製作をしている。
【楽器情報】
柳橋博孝氏によるフラメンコモデル35号です。コンデ・エルマノスのメディア・ルナヘッドを想起させるヘッドシェイプをはじめとして、外観や音色において先人達への深いリスペクトを感じさせるモデル。随所に造りの粗さがあるものの、総体的にはフラメンコ的なニュアンスがしっかりと体現されており、全面セラック塗装仕様により素朴で生々しい、スパニッシュの雰囲気を音色と外観の両方で備えています。内部構造は左右対称5本のシンプルな扇状力木に、ブリッジ下位置にはパッチ板が貼られています。サウンドホール上下に1本ずつのハーモニックバーが配置していますが、下側のものは低音側から高音側に向かって斜めに傾斜しており、これは製作家曰くグラナダのフラメンコギターの影響を受けたもの。640mmの弦長設定で日本人の手のサイズにもフィット感が良く、乾いた音色、音量、反応、各弦の分離等々演奏性も不足ありません。完全手工品としてはリーズナブルな価格設定も相まって、初心者から上級まで円満におすすめ出来るモデルです。レゾナンスはF#の少し上に設定されています。糸巻きはGotoh 35G1600 モデルを装着。