新着 クラシックギター情報

三浦 隆志 SJ-1 Spider 2011年

三浦 隆志 SJ-1 Spider 2011年

〔製作家情報〕
1951年北海道生まれ。1973年札幌にてギター製作を開始。
1980年、84年スペインはグラナダに渡り、同地の名工アントニオ・マリン・モンテロに師事。1985年帰国後、仙台に工房を構えている。

スペイン、グラナダの名工アントニオ・マリンの指導を受けたことから、国内におけるグラナダ派の直系と位置付けられることの多い氏ですが、伝統的なスペインギター工法を基礎としながらも、持ち前の進取の気性でダブルトップなどモダンタイプの製作法も実践し、それぞれ高い評価を受けている製作家です。

〔楽器情報〕
本作でも丁寧な造作や意匠などの審美的な面でグラナダ的な要素を深く感じさせる仕上がりは通底しており、使用材も上質なものが選定されています。しかしながらグラナダギターの明朗で生々しい響きとは趣を異にし、やや硬質の、渋く落ち着いた音色が魅力的な楽器です。
内部構造はサウンドホール上に太く高いハーモニックバーが2本、サウンドホール下のバーは低音側から高音側に向けてやや斜めに配置されており、その下を7本の左右対称の扇状力木とハノ字型のクロージングバーという構造。扇状力木の両端の各一本はハーモニックバーを貫通しサウンドホールの縁付近まで伸びています。レゾナンスはG~G#で設定されています。

裏板にパッチによる割れ補修跡が有りますが、外観からは殆ど判らないほどの丁寧な修理が施されており今後の使用には問題ございません。また表面板と裏板それぞれセンターのブックマッチ部分に僅かな段差が生じていますが、現段階では調整の必要なく、こちらも使用には問題ございません。表面板は細かな傷が若干有りますが年代相応のレベルと言えます。HISCOXハードケース付き。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です