新着 中出敏彦 2007年製 Master35

 

中出敏彦 2007年製 Master35が入荷しました。

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※ただし販売済の楽器は該当ページが表示されませんのでご了承ください。

ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス(表面板)、カシュー(横裏板)
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.9mm/6弦 3.8mm

〔製作家情報〕
1932年東京生まれ。ジャパンヴィンテージの筆頭格として河野賢と共に名の挙がる中出阪蔵(1906~1993)の次男。父の教えのもと16歳よりヴァイオリンとギターの製作を開始し、5年後にはギター製作に専心するようになります。1960年には自身の独立した工房を開設し、オリジナルラベルでの製作を開始。その後1968年にはスペインに渡り、マドリッドの製作家エルナンデス・イ・アグアドの工房に入門。この名工からの影響が決定的となり、自身のその後の製作哲学を明確に方向づけられることとなります。外観的な意匠や楽器構造、音色的な特徴においてその影響は如実に表れており、そこに氏独自の個性を注ぎ込んだ楽器はその勇壮な鳴りと豊かな表情とで人気を博します。

80歳を越えたあとも邦人製作家の最長老として限定的ながらも製作を続け、スペイン的なニュアンスを濃密に感じさせる国内ブランドの代表格となっていましたが、昨年最後の一本を出荷し引退。近年は父阪蔵氏と並んで海外でも人気の高まっているブランドです。同じギター製作家(現在は引退)の中出輝明氏は兄、中出幸雄氏は弟、また中出六太郎氏は叔父になります。

〔楽器情報〕
中出敏彦 Master35 2007年製中古です。名工エルナンデス・イ・アグアドの直接の教えを受け、自身の楽器のデザインも含めその影響は随所に認められますが、豪放ともいえる男性的で豊かな鳴りが、まずはこの作家の製作の初期からの変わらぬ特徴と言えるでしょう。氏のギターはスパニッシュギター的な表情の豊かさと独特の温かみを備えており、それはこのブランドの入門ラインに位置づけられる当モデルでもしっかりと感じられます。内部構造は師アグアドを踏襲してか、サウンドホール下のハーモニックバー中心から高音側に斜めに伸びるもう一本のバー、その下に左右非対称の6本の力木がセンターの1本を境に高音側に2本、低音側に3本、そしてボトム部にはハの字型のクロージングバーという配置。ブリッジ下位置にはパッチ板があてられています。レゾナンスはG#に設定されています。横裏はカシュー塗装による仕上げ、製作から14年を経た楽器として、傷も少なく外観的にはとても良好です。また割れなどの修理履歴もなく、ネック、フレットなどの演奏性においても問題ありません。

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