新着 禰寝 碧海 2022年製  グラナダコンペティションモデル

禰寝 碧海 2022年製  グラナダコンペティションモデルが入荷致しました。

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※ただし販売済の楽器は該当ページが表示されませんのでご了承ください。

ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラックニス
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 2.9mm/6弦 3.9mm

〔製作家情報〕
禰寝碧海(ねじめまりん)1986年生まれ。アルベルト・ネジメ・オーノの名称でギター製作を行っている禰寝孝次郎氏の息子。父、孝次郎氏の影響のもと幼少より音楽と工作に興味を持ち、2009年自由学園を卒業後本格的にギター製作の道を進むことを決意します。何度かの訪西の後、2012年9月には長期間グラナダに滞在し、父の師匠でもある名工アントニオ・マリン・モンテロに師事。スペインの伝統工法に立脚した製作法で、そこに瑞々しく個性的な音響的特性を盛り込んだ彼の楽器は、常に果敢な挑戦と実に新鮮な感覚にあふれたものであり、1本として同じものがありません。そして特に塗装の精度の高さと美しい仕上がりも父と師匠とに劣らぬ素晴らしいもので、どのモデルにおいても外観のこの上なく凛としたたたずまいにそれが見て取れます。海外でも高い評価を得ており、2017年にはグラナダの国際ギターフェスティバルの製作コンクールで入賞。2020年にはフランスの出版社Camino Verde刊 Orfeo Magazine No.15で彼のインタビューと楽器が紹介されました。

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オルフェオ取材同行記 栗山大輔、清水優一、禰寝碧海編はこちら

〔楽器情報〕
毎年グラナダで開催されるGranada Guitar Festivalにおいて、極めて高い技術を持つ若手製作家が出品することで有名なAntonio Marin Guitar Making Competition。その2017年第1回に出品し入賞となったモデルです。父考次郎氏とともに、ギター製作における禰寝碧海氏の最大のメンターであるアントニオ・マリン・モンテロの名を冠したこのコンクールにて、師への最大の敬意と自身の挑戦、そしてグラナダの地に対する愛情を盛り込んだ出品楽器は、審査員の一人であったぺぺ・ロメロの激賞を受けるなど、コンクール当時大きな話題となりました。師の楽器を彷彿とさせるグラナダ的な明朗さと、どっしりと粘りを持ちながら抜けのよい音響はブーシェ的ニュアンスを感じさせますが、音には碧海氏らしい清冽さが隅々まで漲り、見事な迫力と上品さとを兼ね備えた一本に仕上がっています。

演奏性においてもやや薄めに設定されたDシェイプネックは左手のグリップにフィット感があり、弦の張りも中庸なので演奏時のストレスを軽減しています。そして各弦の分離と撥弦の際のレスポンスも速く、それゆえ右手も脱力して楽に弾ける感覚があります。発音はまるでタッチに寄り添うかのようで、特に高音の艶やかな粒立ちは秀逸で、透明な玉のような音像となり表情のポテンシャルも豊か。決して重くなりすぎず、歯切れのよい低音はまさにグラナダスクールを彷彿とさせ生々しいまでの迫力を備えています。

内部構造はブーシェをベースとし、5本の左右対称の扇状力木と駒下のトラヴェルスバーという基本設計に、ボトム近くに2本のクロージングバー配しているのですが、通常扇状力木全ての先端を受け止めるように配置されるバーがここでは5本の力木のうち端から数えて2番目と4番目のもののみ受け止める形で駒板に近い位置に配置され、センターと両端のの力木3本はボディボトム部まで伸びている構造となっています。レゾナンスはG#の少し上で設定されています。糸巻きは現在限定的な生産のみとなっているフステーロのフレタタイプを装着。

あまりの丁寧さゆえに現在は年間5本にも満たない製作本数となっているブランド。入魂の新作が入荷です。

 

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