茶位 幸信 1996年 モデルNo.10
茶位 幸信 1996年 モデルNo.10
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:ポリウレタン
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.6 mm/6弦 4.0mm
[製作家情報]
1931年生まれ。大学在学中にヴァイオリンを製作したのがきっかけとなり、以後も独学で弦楽器を中心に製作。1968年からクラシックギターの製作を開始。極めてオーソドックスな、バランス良く豊かに鳴る楽器として人気を博し、また「絶対に壊れない」と本人が豪語するほどに妥協のない職人的な工作は、日本人の好みとしっかりと合致し、クラシック以外のユーザーの支持も多く集めました。どちらかと言えば渋めのドイツギターに近く余分な装飾を無くした作りで質実の高い楽器です。現在はご子息の幸弘氏が茶位ギター工房を引き継ぎ製作しています。
〔楽器情報〕
茶位幸信ブランド モデルNo.10 1996年製Usedが入荷致しました。
入門モデルの普及にも注力していたこのブランドだけに、トータルに不足のない良質なギターに仕上がっています。奏者の体感音量は大きく、そして適度にふくらみをもって鳴るので初心者の方でも気持ちよく弾けます。また左手のスラーなどの発音もはっきりしており、この点でも弾き易さを感じさせるモデル。
表面板の指板横付近とサウンドホール周りにはわずかに弾き傷等があり、ブリッジ下1弦箇所には弦とび跡があります。その他は衣服等の摩擦あとが若干あるのみで全体的に年代考慮すると良好な状態です。ネック、フレット、糸巻きなど演奏性に関わる部分の問題はありません。指板は1~3フレットでやや摩耗していますがこちらも演奏には支障のないレベルです。ネックシェイプは普通の厚みのDシェイプ。弦高は高音側で3.6㎜(12フレット)とやや高めの設定ですが、弦の張りがやや弱めですのでさほどに弾き難さは感じません。
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